ウソをウソと見抜けない者は…

最近、ジェンダーフリーを叩くのが流行りなようです。
男は黙ってサッポロジャイアント… なんて態度は、もう時代遅れみたいで、男の権威が侵害されたら、自己主張するってのが、今風なんでしょうか。

流行にのってジェンダーフリーを叩いたは良いが、行き過ぎたジェンダーフリー教育の「実例」として、あげた事例を追跡調査されたら、どうやら、子引き孫引きだったみたいで、当の学校をあたっても、そう言う事例は見当たらなかったと言う話も…

児童小銃さんの 「[社会][daisensei] 「行きすぎたジェンダーフリー教育」は都市伝説?」で、紹介されている「創」の記事によると…

「行き過ぎたジェンダーフリー教育」の実例として、県議会議員が、川崎市・福岡県では男女一緒の更衣室で着替えをさせられている、国立市では高校の修学旅行で男女一緒の部屋に宿泊させられた、体育の授業で男女を分けないで騎馬戦をさせているなどを挙げた。これらの事例は『週刊新潮』の記事や筑波大の中川八洋教授の執筆した冊子が原典であったり、高橋氏の調査だったりしたが、「南日本新聞」が情報源をさかのぼっていったところ、執筆者らが直接確かめた話ではなく、一緒の着替えの話は、問題にされた高校で「一度、急いだ女子が同じ教室で着替えた例があっただけ」、男女同室の宿泊は「報告がない」(東京都教育庁)、騎馬戦については東京都女性財団の作成したビデオにあるとされていたものの、騎馬戦ではなく、一般的な「組み体操」だったことを明らかにした(03年8月5日付)。いってみれば「都市伝説」のたぐいだったようだ。

本来なら、伝聞の情報でも、ウラを取らなきゃならないんでしょうけど、アイツらならやってそうだと言うことで、検証のコストをはぶいちゃってたのでしょうか。だとすると、その議員さんって、情報のフィルタ能力が不十分なような気がします。
今回のことは、たかだかジェンダーフリーのようなつまらない問題です。でも、もっと重要な問題の判断を迫られたときに、果たして合理的な意思決定ができるのどうか…(県議とは言っても、政治家ですから)

なお、南日本新聞の該当する記事は、おそらく、これのはずです。
(なお、直リンクは、ここですが、「※記事への直接リンクはお断りします」とのことなので、良識のある方は、絶対にクリックしないでくださいな)

ちなみに、「陳情の主要な部分に事実誤認があった場合でも、採択を取り消す規定はない。事実関係は採択の過程、審議の中で議員が判断すること」なんだそうです。

ココログからのインポート 2008-11-16)