華氏442

ホロコーストはなかった論者のような、歴史修正主義者の新手なんでしょうけど、第二次大戦時の日系人の強制収用を、正当化する本をフィリピン系米国人が出すのだそうで。

われらがレッシグたんのblogでも、オーウェルの1984を引き合いに出し、その本が批判されています。確か「白は黒である」でしたっけ?(ご本人は夏休み中なので、代理の方の投稿ですけれど)

この情報を紹介したblogの記事によると、その著者の主張によると、「日系人たちは収容される以前に他の地域に引っ越す事もできたのに好んで収容されたのだ」と言うものらしく、「現在の教科書では日系人の収容に関して自虐的に偏った記述がしてある」と言っておるんだとか。

白人が主張したら、ただの人種差別野郎って評価になるんでしょうけど、フィリピン人で女性と言うポスコロ的にもジェンダー的にも非常においしいところからと言うのが、何ともいやらしいと言うか…(「呉善花」と言う名前をゴーストが囁くんですけど、本題じゃないので、捨て置きます)

日系人部隊が言われなき差別と偏見を払いのけるために、どれだけの血を流したか…
422連隊にちなんで、華氏422なんて映画でも作るべきなんですかね?

(追記 2004.08.11)
レッシグたんblogに和訳が載っています。

ココログからのインポート 2008-11-16)