大英博物館展行ってきたけど

日曜日に家族連れで、神戸市立博物館に「大英博物館の至宝展」を見に行ってきました。
雪がちらついてたので、こんな日に見にいくようなのは、少ないだろうとたかをくくってましたら、見事に大はずれ。
入館する前に、博物館をぐるっと取り囲むような行列に並ぶハメになりました。物見高いのは、他にもいるってことなんですかぁ!?(広島ナンバーの観光バスも来てたぐらい)

肝心のコンテンツですが、人だかりのしてる場所にすごいモノがあるってワケではなくて、何だか動線が悪くて人がたまってるだけと言う光景をしばしば目にしました。

本家には行ったことがないのですが、1991年に万博公園国立国際美術館大英博物館「芸術と人間展」は行ったことがあります。
当時の日本は、湾岸戦争直後と言うあまり落ち着かない時期ではありましたが、まだまだバブルの勢いが続いている時代でした。
思い出は美しくなるものですが、何か、今回のはちょっと細かいモノばっかりで、前回のほうがよかったんじゃないかと言う気がしてきます。今回、ウルのスタンダードも来てなかったし、海洋堂食玩にあったエジプトの牧人の人形も猫のミイラもありませんでした。
気持ちがしょぼくなったからなのか、それとも、すごい展示物を引っ張ってこれるだけの経済力がリアルに落ち込んできてるのか。もし、そうなら、すごくいやな感じがします。
将来の日本にも、大英博物館の展示物が回ってくることがあるのか、また、現地に行くだけの経済力の余力が、僕たちの世代にも残されてるのでしょうか?

栄枯盛衰は人の歴史の習いですが、自分たちもその対象になると言うことを考えたら、何だか、ちょっとウツが入ってきています。(何を見に行ったんだか)

ココログからのインポート 2008-11-16)